Googleの口コミ削除依頼方法を徹底解説！誰でもできる簡単ステップ

「Googleで事実無根の口コミを書かれている」、「誹謗中傷の口コミを早く消したい！」そんな悩みをお持ちのあなたへ。

Google口コミは、お店の集客やブランドイメージに大きな影響を与えるため、ネガティブな口コミは早急に対処する必要があります。

この記事では、Google口コミの基本的な知識から、削除依頼が認められるケース、そして実際に削除依頼を行うまでのステップを画像付きで分かりやすく解説します。

誰でも簡単にできる方法なので、ぜひこの記事を参考にして、不要な口コミを削除し、ビジネスの成功に繋げましょう。

1. Google口コミとは？

Google口コミとは、Googleが提供するサービスであるGoogleマップやGoogle検索などに紐づけて、ユーザーが実際に利用した店舗や施設に対して評価や感想を投稿できる機能のことです。口コミは、星の数（5段階評価）と自由記述式のコメントで構成されています。

飲食店や美容院、病院、小売店など、幅広い業種の店舗や施設において口コミを投稿することができ、ユーザーは口コミを参考に、その場所の雰囲気やサービスの質を判断することができます。Google口コミは、匿名で投稿することも可能であるため、誰でも気軽に利用できる点が特徴です。

Googleのサービスは、世界中で利用されています。そのため、Google口コミは国内だけでなく、海外からの旅行者やビジネスパーソンなど、多くの人々が閲覧する可能性があります。集客において重要な役割を果たすと同時に、企業や店舗の評判を大きく左右するものでもあるため、Google口コミへの対策は、現代のビジネスにおいて非常に重要です。

Google口コミは、Googleビジネスプロフィールを通して管理することができます。

Googleビジネスプロフィールとは、Google検索やGoogleマップ上におけるビジネス情報を管理するための無料ツールのことです。

Googleビジネスプロフィールに登録すると、ビジネス情報を掲載できるだけでなく、口コミの確認や返信、写真の追加などが行えます。

企業や店舗は、Googleビジネスプロフィールを活用することで、顧客とのエンゲージメントを高め、より良い顧客体験を提供することが可能です。

ただし、Google口コミは誰でも自由に投稿できることから、誹謗中傷や営業妨害を目的とした悪質な口コミが投稿されるケースも少なくありません。

悪質な口コミは、企業や店舗の評判を著しく傷つけ、多大な損害をもたらす可能性があります。そのため、Google口コミに関連するトラブルは後を絶たず、対策の重要性が高まっています。

2. Google口コミが与える影響

Google口コミは、現代のビジネスにおいて非常に大きな影響力を持つようになりました。消費者は、商品やサービスを購入する前に、口コミをチェックすることが当たり前になっています。

そのため、ビジネスオーナーにとって、Google口コミは、もはや無視できない重要な要素と言えるでしょう。

2.1 集客への影響

Google口コミは、新規顧客の獲得に大きな影響を与えます。良い口コミが多いほど、新規顧客を獲得できる可能性が高まります。

逆に、悪い口コミが多いと、新規顧客の獲得が難しくなるだけでなく、既存顧客の離反にもつながりかねません。

• 新規顧客獲得の促進： 高評価の口コミは、消費者に安心感と信頼感を与え、購買意欲を高めます。特に、まだその店を利用したことがない人にとっては、口コミが重要な判断材料となります。そのため、良い口コミが多いほど、新規顧客の来店を促進する効果が期待できます。
  例えば、飲食店の場合、「美味しかった」「雰囲気が良かった」「店員の接客が丁寧だった」といった口コミが多いと、新規顧客は「このお店は良さそうだ」と感じ、来店する可能性が高まります。
• 逆効果になりうる低評価： 一方で、低評価の口コミは、新規顧客の来店を阻害する要因となります。消費者は、低評価の口コミを見て、そのお店に対する不安や不信感を抱く可能性があります。特に、サービスの質や接客態度に関するネガティブな口コミは、消費者の購買意欲を大きく損なう可能性があります。
  例えば、飲食店で「料理が冷めていた」「店員の態度が悪かった」といった口コミがあると、新規顧客は「このお店は避けた方が良さそうだ」と感じ、来店を控える可能性が高まります。

2.2 ブランドイメージへの影響

Google口コミは、企業やブランドのイメージを大きく左右します。良い口コミは、企業やブランドの信頼性を高め、ポジティブなイメージを構築するのに役立ちます。

一方で、悪い口コミは、企業やブランドの評判を傷つけ、ネガティブなイメージを与えてしまう可能性があります。

• 信頼性とイメージの向上： 企業やブランドにとって、顧客からの信頼とポジティブなイメージは、事業の成功に不可欠です。良い口コミは、企業やブランドが顧客から支持され、信頼されていることを示すものであり、その価値を高める効果があります。
  例えば、アパレルブランドの場合、「デザインが可愛い」「品質が良い」「価格が手頃」といった口コミが多いと、そのブランドに対する信頼性やイメージは向上し、顧客の購買意欲を高めることにつながります。
• 風評被害のリスク： 一方で、悪い口コミは、企業やブランドの評判を大きく傷つける可能性があります。特に、インターネット上の口コミは拡散力が強く、一度ネガティブな情報が拡散してしまうと、その影響は甚大です。
  例えば、飲食店で「食中毒になった」といった口コミが拡散した場合、そのお店の評判は大きく傷つき、顧客離れを引き起こす可能性があります。場合によっては、営業停止に追い込まれるケースも考えられます。

このように、Google口コミは、企業のブランドイメージを左右する大きな要因となります。企業は、顧客の声に真摯に耳を傾け、より良い商品やサービスを提供することで、ポジティブな口コミを増やし、ブランドイメージの向上に努める必要があります。

参考資料：【最新版】Googleマップの口コミを徹底解説！投稿・返信・削除依頼まで [企業の活用事例付き]

3. Google口コミを削除できるケース

3.1 削除依頼が認められるケース

Googleの口コミガイドラインに違反している口コミは、削除依頼が認められる可能性があります。ガイドラインでは、以下のいずれかに該当する場合、口コミは不適切とみなされます。

• スパムや虚偽のコンテンツ
• 不適切なコンテンツ
• 違法なコンテンツ
• 制限対象のコンテンツ
• 子どもの性的虐待を助長するコンテンツ
• なりすまし
• 利益相反

これらの項目に該当する具体的な例としては、以下のようなものが挙げられます。

違反項目	具体的な例
スパムや虚偽のコンテンツ	実在しない体験に基づく口コミ 同一人物による複数アカウントでの口コミ投稿 金銭の授受を条件とした口コミ投稿
不適切なコンテンツ	誹謗中傷やわいせつな表現を含む口コミ 個人情報やプライバシーを侵害する内容の口コミ 差別的な発言やヘイトスピーチを含む口コミ
違法なコンテンツ	名誉毀損や業務妨害にあたる内容の口コミ 著作権や商標権を侵害する内容の口コミ 薬機法や景品表示法に違反する内容の口コミ
制限対象のコンテンツ	アルコール飲料やタバコに関する不適切な口コミ ギャンブルや金融商品に関する不適切な口コミ 医療や健康に関する不適切な口コミ

特に、名誉毀損や業務妨害にあたる口コミは、裁判で損害賠償請求が認められるケースもあるため、削除依頼が認められる可能性が高いと言えます。

名誉毀損にあたるかどうかは、以下の3つの要素を満たしているかどうかで判断されます。

1. 公共性・公益性の有無
2. 真実性の有無
3. 相当性の有無

これらの要素を満たさない口コミは、名誉毀損として削除の対象となる可能性があります。詳しくは、名誉毀損の成立要件と慰謝料相場！名誉毀損にならないケースも解説をご覧ください。

3.2 削除依頼が認められないケース

一方で、Googleの口コミガイドラインに違反していない口コミは、削除依頼が認められない可能性が高いです。例えば、以下のような口コミは、削除が難しいケースが多いです。

• 「接客態度が悪かった」「味が好みではなかった」など、主観的な感想に基づく口コミ
• 具体的な根拠が示されていない、抽象的な批判の口コミ
• 事実関係が争われている口コミ

これらの口コミは、たとえ事業者にとって不利益な内容であったとしても、表現の自由の観点から削除が認められない可能性があります。

また、口コミの削除は、あくまでもGoogleの判断に委ねられるため、ガイドラインに違反している場合でも、必ずしも削除されるとは限りません。削除依頼が却下された場合は、再申請を行ったり、弁護士に相談するなどの方法を検討する必要があるでしょう。

4. Googleへの口コミ削除依頼方法

4.1 【誰でもできる簡単ステップ】実際に削除依頼をしてみよう！

4.1.1 ステップ１：Googleマップにアクセス

まずはGoogleマップを開き、削除したい口コミが投稿されている店舗ページを表示しましょう。

4.1.2 ステップ２：該当の口コミを見つける

店舗ページには、過去の利用者が投稿した口コミの一覧が表示されています。削除したい口コミを見つけたら、クリックして詳細を開きましょう。

4.1.3 ステップ３：口コミの報告を選択

口コミの詳細画面の右上に、縦に並んだ3つの点が配置されています。クリックするとメニューが表示されるので、その中から「口コミの報告」を選択します。

4.1.4 ステップ４：ポリシー違反の内容を選択

Googleの口コミに関するポリシー違反には、以下のようなものが挙げられます。削除したい口コミに最も近い内容を選択しましょう。

• スパムまたは虚偽のコンテンツ
• 不適切なコンテンツ
• オフ トピック
• 利益相反
• 制限付きまたは違法な商品／サービス
• その他の問題

4.1.5 ステップ５：必要事項を入力

ポリシー違反の内容を選択すると、詳細を記述する欄が表示されます。なぜその口コミがポリシー違反に該当するのか、具体的に説明しましょう。証拠となる資料や情報があれば、合わせて提出すると、Googleが削除依頼を検討する際に役立ちます。

4.1.6 ステップ６：送信ボタンを押す

入力した内容を確認し、問題なければ送信ボタンを押します。Googleに口コミの報告が送信され、削除依頼の審査が行われます。

4.2 削除依頼にかかる時間

Googleが削除依頼を審査し、結果を通知するまでには、通常数日かかります。場合によっては、さらに時間がかかる場合もあるため、気長に待ちましょう。

4.3 削除依頼後の流れ

Googleが削除依頼を承認した場合、該当する口コミは削除されます。一方で、削除依頼が却下された場合は、口コミはそのまま残ります。却下された場合でも、再度削除依頼を提出したり、弁護士に相談して法的措置を検討したりするなどの方法があります。諦めずに、適切な対応を取りましょう。

なお、Googleは、口コミの投稿者に対しても、削除依頼が提出されたことを通知する場合があります。そのため、削除依頼を提出する前に、口コミの投稿者と直接連絡を取り、問題解決を図ることも検討してみましょう。場合によっては、口コミの投稿者が自主的に口コミを削除してくれることもあります。

※上記の内容は、2023年10月時点の情報に基づいています。最新の情報は、Googleの公式ヘルプページをご確認ください。

※この情報は一般的な情報提供を目的としており、法的アドバイスではありません。法的アドバイスが必要な場合は、弁護士にご相談ください。

引用元：Googleビジネスプロフィール ヘルプ

5. まとめ

Googleへの口コミ削除依頼は、誰でも簡単にできることがお分かりいただけたでしょうか？
Google口コミは、ビジネスに大きな影響を与える可能性があります。しかし、ガイドラインに違反している場合、削除依頼をすることで対処できる場合があります。
必ずしも全ての依頼が認められるわけではありませんが、削除が認められる可能性を高めるためには、ポリシー違反の内容を具体的に記載することが重要です。
もし、悪質な口コミにお困りの際は、ぜひ本記事で紹介した手順を参考に、削除依頼を検討してみてください。